こんな疑問を解決します。
ダンベルの中でも家トレにおすすめの可変式ダンベル。
重量切り替えが簡単なので”アジャスタブルダンベル”とも呼ぶこともあります。
可変式ダンベルには大きく次の2つのタイプがあります。
- ダイヤル式
- ブロック式
この記事では、2つの違いやメリット/デメリット、筋トレ種目ごとの選び方を解説します。
ちなみに、私は筋トレ10年以上経験して色んなダンベル使いましたが『完全にブロック式派』
ダイヤル式とブロック式の違い、から知っておきましょう
ダイヤル式とブロック式どちらも重量切り替えが簡単です。
ただ、その切り替え方法が異なります。まずは簡単にその仕組みを説明しておきます。
ダイヤル式
ダイヤル式は、ダンベルの軸になっている部分を回転させてプレートを引っ掛ける構造になっています。
引っかかる枚数で重量を切り替えられるというわけですね。
回転させる部分はダンベルによって異なっていて、グリップやダンベルの横のダイヤルを回すものが主流。
特長はスポーツジムにあるような固定ダンベルに形状が似ている点です。
重量の切替は専用の台座の上に乗せた状態でできます。
ブロック式
ブロック式は、ブロック状に重りが重なっていて、ピンの抜き差しで重量切り替えをおこないます。
特長としては、台座がないのでダンベルの重さをどこに置いていても可能な構造になっています。
またフレームの中に棒状の重りが挿入されていて、細かい重量の切替も可能です。
ダイヤル式とブロック式のメリット・デメリット
それぞれの構造が分かったところで、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
可変式ダンベル選びにすごく重要なので、しっかりメリットとデメリットを抑えておきましょう。
ダイヤル式
メリットはダンベルの形が固定ダンベルに近いところ。
固定ダンベルと似た形状なので、基本的にジムで普段行っているメニューをそのまま行うことができます。
一方、デメリットはダンベルが軽量でもサイズ感が高重量のときと変わらない点。
構造上仕方がないですが、軽量を使用したい女性や筋トレ初品者には不向きかもしれませんね。
その点を克服したダイヤル式のFlexbellというダンベルもあります。→Flexbellの紹介記事もありますので、興味があれば是非。
ただし、Flexbellは最大重量が30キロ程度なので中級者以上になると少し物足りなさを感じるかも。
また、ダイヤル式は重量変更時は台座に毎度戻してから行わないといけない煩わしさがあります。
ブロック式
ブロック式は台座がない分、重量切り替えがダイヤル式よりもラクです。
また細かい重さ設定ができたり、強度的にもしっかりした作りのものが多く壊れる心配が少ないです。
ただし、ブロック式ダンベルは見た目の通り普通のダンベルとは形が違います。
筋トレ種目によってはフレームが邪魔な場合があります。
特に両手で一つのダンベルを扱うような種目には不向きです。
またブロック式のもう一つのデメリットは重心が中心にないところです。
後程説明しますが、サイドレイズなどの種目は少し使いづらさを感じます。
筋トレ種目ごとの選び方→種目ごとにおすすめが違う
ダイヤル式とブロック式のメリット・デメリットをふまえて、筋トレの種目的にどちらが使用しやすいかいくつか例を挙げてみたいと思います。
どちらのダンベルがいいか悩んでいる人は、普段自分がよくやる種目と照らし合わせて、一つの判断材料にしてみてください。
例1:ダンベルプレス
ブロック式がおすすめ
ダイヤル式の場合、サイズ感が大きいためトップポジションにのときにダンベル同士がぶつかります。
また、ダンベルプレスは比較的高重量で行う可能性が高い種目なので、高重量のラインナップがあるブロック式がおすすめです。
例2:アームカール
ブロック式がおすすめ
ただし、重量に応じてサイズ感が変わるものならダイヤル式でもOK
アームカールでも、ダンベル同士や脚にぶつかるためブロック式の方が扱いやすい。
ただ、ダンベルプレス程高重量を使用しないことがほとんどだと思うので、ダンベルを選べばダイヤル式でも可。
例3:フレンチプレス
ダイヤル式がおすすめ
フレンチプレスはダンベルのプレートを両手で持っておこなう上腕三頭筋を鍛える種目。
ブロック式のデメリットでも説明した通り、この手の種目には固定ダンベルの形状に近いダイヤル式に軍配があがります。
例4:サイドレイズ
ダイヤル式がおすすめ
ただし、ブロック式でも解決策あり
サイドレイズやフロントレイズなど、肩関節を軸に体からダンベルが遠ざかるような種目はダイヤル式の方がおすすめ
理由は重心位置です。
ブロック式は、フレーム内に棒状の重りが入っているので、重心が中心にありません。
ただ、棒を抜いてしまえば比較的重心が中心にくるのでサイドレイズでも扱いやすくなります。
私自身はブロック式ダンベルの重心がずれるのが嫌なので、この棒は常に抜いています。
おすすめの可変式ダンベル紹介
ダイヤル式とブロック式の違いや特徴が分かったと思います。
とはいいつつ、可変式ダンベルはかなり沢山種類あるし、安いものでもないので選ぶのに迷いますよね。
そんな人は、「【筋トレ歴10年の私が選ぶ】可変式ダンベルおすすめ5選」も参考にしていただければ。
こちらの記事でブロック式は2つ、ダイヤル式は3つそれぞれのおすすめを紹介しました。
結論:ダイヤル式かブロック式は筋トレ種目にあわせて選びましょう
今回は可変式ダンベルのダイヤル式とブロック式の違いと選び方をテーマにしてみました。
ぶっちゃけ、どちらも一長一短で甲乙つけがたい、というのが本音。
なので、紹介したような普段の筋トレ種目に照らし合わせてみると案外選びやすかったりします。
私自身は筋トレ歴も長くて高重量を扱うことが多いので、比較的コンパクトなブロック式を好んで使ってます。
ダンベルで出来ない種目はバーベルなど他の器具で補うといった感じですね。参考まで。
いずれにしても可変式ダンベルは家トレでかなり重宝しますので、これから購入を検討している方は是非参考に。
(おしまい☆彡)