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三大栄養素「脂質」はどんな栄養素?

8月 1, 2019

この記事を読んでいる皆さんは「脂質」について、どのようなイメージをお持ちですか。

摂りすぎると太るイメージや、ダイエットの天敵というイメージの人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は三大栄養素の「脂質」というものがどのような栄養素なのか説明していきたいと思います。

脂質の働き

◆体のエネルギー源として働く

脂質は体内で酸化するときに、1gあたり9kcalのエネルギーを生じます。

つまり、脂質1gが燃焼することで9kcalのエネルギーを消費することになります。

糖質やタンパク質の4kcal/gに比べて脂質のエネルギー量は高く、同じエネルギー量を得るのに必要な食事の摂取量が少なくてすむため、胃への負担を減らすことができます。

そして、脂質は貯蔵効率の高いエネルギー源であるため、使われなかった分は皮下や腹腔内に蓄えられます。

これが、皆さんが思っている「脂質は太りやすい」というイメージのもとになっているのだと思います。

◆生体膜の構成成分になる

リン脂質、糖脂質、コレステロールは生体膜の成分となり、細胞の働きを維持する役割があります。

◆脂溶性ビタミンの補給を助ける

ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKの脂溶性ビタミンは、油脂に溶け込みやすく、これらのビタミンの供給源としても役立っています。

脂肪の過剰摂取について

脂肪は食事のおいしさを高めるうえに、糖質やタンパク質と異なり、脂質は水分がなくても摂取できます。

したがって、摂取する脂肪量が高いと、結果的に食事を必要以上に取りすぎてしまい、肥満の原因となります。

脂肪による摂取エネルギーが高すぎると、動脈硬化や糖尿病などの所謂生活習慣病を引き起こしやすくなります。

コレステロールとはどんな脂質?

ここまでは脂質全体としての基本的な特徴でした。

ここではよく耳にする「コレステロール」という脂質に着目していきたいと思います。

コレステロールの働き

◆細胞膜の材料になる

リン脂質、糖脂質、タンパク質とともに生体膜などを生成しています。

◆脂質の消化吸収の役割

肝臓で胆汁酸となり小腸に分泌されることで、脂質の消化吸収に重要な役割を果たしています。

コレステロール濃度の影響

コレステロールは血中濃度が高すぎても低すぎてもよくありません。

高すぎると血中にプラーク(沈殿物)ができ動脈硬化、心疾患の原因になります。

逆に低い場合は、細胞膜や血管が弱くなり、脳出血を起こしやすくなる要因となります。

コレステロールを調整するには?食事方法は?

牛脂、豚油、バターなどのの動物性脂肪には飽和脂肪酸が多く、血中のコレステロール量を増やします。

一方で、コーン油、大豆油、魚油などの不飽和脂肪酸の多い油は、血中コレステロールを下げる作用があります。

動物性脂肪を摂りすぎないことでコレステロール合成を抑えることができます。

飽和脂肪酸が多い食事を摂る場合は、中鎖脂肪酸が多いものを摂取することをおススメします。

中鎖脂肪酸は結合が短いため、直接肝臓に運ばれて素早くエネルギーになります。そのため体に負担がかからず、脂肪となりにくい脂肪酸です。

中鎖脂肪酸が多い食材としては、完全無欠コーヒーでも有名になった、MCTオイルやギーがおすすめです。

完全無欠バターコーヒーの作り方は下記の記事で紹介しています。

まとめ

結論として、脂質は体に必要なものです。

体のエネルギーになるだけでなく、体の組織をつくるうえでも脂質はなくてはならないものです。

なので、ダイエットをする際は、脂質のことを理解したうえで、必要に応じて脂質からとるカロリーをコントロールするとよいかと思います。

また脂質には、いくつかの分類わけがされており、それらをバランスよく摂取することが重要です。

特に動物性脂質(飽和脂肪酸)を摂取する場合は、なるべく中鎖脂肪酸の多い食材を摂取するようにすると余分な脂肪が蓄積されにくくなります。

是非脂質の正しい知識をつけて健康的な体を維持しましょう!

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